ランナーコーチをなめんなよ!~野球編~
ランナーコーチってやったことあります?ルールはもちろん、めっちゃ難しいですよね。でもむっちゃ難しいこそ、むっちゃカッコいいんですよね。それを解説していきます。
1.ランナーコーチの目的・役割
2.ランナーコーチがやること(例として)
3.ランナーコーチに求められるもの
4.小学校、中学校、高校それぞれのランナーコーチ
5.ランナーコーチの役割を教えない野球部が多すぎ。
6.まとめ
1.ランナーコーチの目的・役割
1塁3塁のベース側、ファールグランドにて区画があり、その区画内で、「声」と「ジェスチャー」でバッターランナー、それぞれのランナーをフォロー・サポートする役割のあるポジションである。ランナーコーチはベンチ内に登録してあれば、レギュラー選手でもベンチ選手でも問うことなくなることができる。
サポート内容は「ボールの所在を伝える(目視しているボールが帰塁などで目線から切れた際など)」「進塁するかベースにとどまるかの判断のサポート」するなど
2.ランナーコーチがやること(例として)
1死ランナー2塁。打者の打球はショート野手の頭を超える少しつまり気味のヒット、センターが斜め前進してワンバウンドで処理。
そしてランナーは3塁を越えホームベースへ進塁するか留まるか判断するところでランナーコーチのサポート。
打った打球の位置はランナーの背面方向。目視しながらの走塁は難しい。
ランナーコーチは走塁するか3塁に留まるかを判断して声掛けとジェスチャーでサポートする。
もちろん、ランナーは打った瞬間、打球がどのような位置に飛び、野手のもとのポジション(位置)から移動してきて、どのくらいのタイミングで捕球送球するのかを判断し進塁するかどうかを判断する。
しかし、先ほど言ったようにボールは背面方向、野手の判断や動きがいい場合、想像以上に捕球送球が早い可能性もあります。そこで、ランナーコーチは声とジェスチャーで判断を伝えます。例えばランナーは行けると思っていても、ランナーコーチはストップをかけてくるかもしれない。その時の判断にランナーコーチはある程度の技術が必要になってきます。
3.ランナーコーチに求められるもの
ランナーコーチは、先ほど言ったランナーのサポートであるが以下に挙げる能力があれば言うことは無い。
・自チーム個人の走塁技術
・相手チームのポジション(どの位置にいるか)の把握
・相手チームの外野手の肩の強さ
・点差により、無理するところしないところの判断能力
4.小学校・中学校・高校それぞれのランナーコーチ
学年が上がっていくにつれて、力もついてくるし、それなりの技術が必要になってきます。
小学校では、しっかり声を出す。ランナーを盛り上げたり、相手にプレッシャーを与えたりという役割は多いにあると思います。
中高では経験も増えて来て、一定の役割をこなせると思います。
5.ランナーコーチの役割を教えない野球部が多すぎ。
ランナーコーチをいつまでも、小学生のランナーコーチで終わらせている人が多い。
いや、最終判断はランナーですよ。しかし、ランナーコーチで学べる事はめちゃめちゃ多いんです。先ほど3で言った内容、ここは相手をよく見て分析する力が付きます。試合前のシートノック、ただぼーっと見ているだけではだめです。メモを取れるなら背番号と特徴などでメモを取りましょう。
そして、肩が強いってどこをみたらいいんだろうってセンスがあるってわかるんだろう。その疑問は自チームの肩が強いやつやセンスのあるやつと比べるだけ。ということは、自分のチームだったり日ごろからしっかり分析して評価点を具体的にすること。訓練していけば、目を養うことができます。客観的に見れてきたら、おのずと自分が選手となったときも、レベルがあがっていきます。なぜなら次に自分がとるべき行動が頭や理屈でわかるからです。
というわけで、ランナーコーチを大事にできない野球部はだいぶん損しています。レギュラーの選手でなくても、頭が賢い子はそういった分析力で自分の能力も高めてきます。そうやってチームの野球力を底上げすれば、自然と野手一人一人の技術もあがってくるのです。
6.まとめ
すべて伝えましたが、ランナーコーチをなめんなよ!ってこと。もしレギュラーになれなくてランナーコーチで終わってしまっている子!
ランナーコーチのスペシャリストになれ!そうすれば、野球を引退してもプロ野球や人のプレーで酒が飲めるぞ!いやそんなこと求めて無いって?笑
分析する力を持っている子と感覚だけでやっている子とは、はっきり差がでます。
先生による理解ができない指導よりも自分で気付いた方が何倍もうまくなります。
第一、楽しくないと意味無いし。楽しいと思うことをやる成長と楽しくないと思いながらやる成長とどちらが、成長すると思いますか?
どうせベンチにいるんだったらランナーコーチさせてもらうようお願いして、楽しんで野球した方が絶対うまくなります!